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■入浴革命 水中音響(超音波)浴 オンパー浴
■具体的な症状への対処 症状例に基づいて
■痛み全般 神経痛 リウマチの痛みなど ■冷え ■ヒザの痛み 関節症 ■筋疲労
◆痛みの緩和 なぜあたためると痛みが緩和されるのか ◆オンパー浴で狙いたいこと しっかりあたためる
◆痛みのオンパー浴で注意すること
■トレーニングとオンパー浴 超回復 ■浮腫(むくみ) ■足湯 |
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小さな子供がころんだ。烈火のごとく泣き出す。お母さんが駆け寄る。ころんで打ったところに手を当ててさすってあげる。
子供は泣きやむ。
現実的によくあることです。
様々な治療を「手当(てあて)する」などとも言いますが,なぜ痛むところをさすると,痛みはやわらぐのでしょうか?
この点を説明する,医学的な説がゲートコントロール説です。
MelzagkとWallという医学研究者が発表した説のご説明です。
少々専門的な点がありますので,以下の表は飛ばし,黄色の表をお読みいただければ結構です。
| 【ゲートコントロール説の要約】 |
- ゲートコントロール説の主役は、SG: substantia gelatinosa(膠様質)のニューロン
- SGは、痛みの信号を伝えるT細胞に対し,ゲートを閉じる働きをする
- 侵害性の高閾値感覚を伝える細い神経線維は、SGを抑制し,痛みの信号伝達のゲートが開き、痛みを感じる
- 触,圧,振動,温などの低閾値感覚を伝える太い神経線維は、SGを活性化させ,痛みの信号が通るべき通路のゲートを閉ざす
- L線維を刺激することで,痛覚を分節性に制御できる
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ゲートコントロール説模式図
(Melzack&Wall,1965)
L=L線維 太い神経線維
S=S線維 細い神経線維
SG=膠様質ニューロン
T=T細胞
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【前提条件】
触れる,圧力,振動などを感じるセンサーの触覚や,あたたかい,冷たいなどを感じるセンサーの温覚からの情報は太い神経線維を通る。
痛みの情報は細い神経線維を通る。 |
| 神経を通る情報 |
伝わる神経線維の種類 |
通常時 |
さすった/あたためた時 |
| 痛みの信号 |
細いS線維 |
○
SGを通り,脳まで伝わる |
×
SGでゲートを閉め,信号カット |
| さする,あたたかいという情報 |
太いL線維 |
×
信号がない |
○
SGを通り,脳まで伝わる |
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オンパー浴で狙いたいことは,ずばりしっかりとあたためること。
オンパー浴では,湯による表在性温熱だけではなく,大音量の水中音響(超音波)の物理作用である深達性温熱効果を湯に入るカラダ全身に受けることができます。
また,噴流刺激による患部周辺への集中的なさらに大音量の水中音響(超音波)刺激は患部周辺をしっかりとあたためます。
さらに,集束気泡群(左写真)が形成する乱流(らんしゅう:一定ではない流れ)は,不規則なマッサージ効果を触覚に与え,L線維を通る情報も多くなります。
漸進加温浴+大音量の水中音響(超音波)+マッサージ効果
これを額に汗がにじみ,気持ちよい程度(個人差はありますが目安は10分)行って下さい。
基本のオンパー浴で,しっかりとあたたまり,あたたかいという情報を長くL線維をとおしてあげましょう。 |
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痛みに対するオンパー浴で注意することは,以下の通りです。
- 炎症急性期の疼痛(痛み)には使用しない
- 痛む場所に集束気泡群を噴射しすぎると,痛みが増す場合があるので注意する
- 顔や頭には集束気泡群を噴射しない
- 好転反応に注意する
【参考 好転反応(こうてんはんのう)】
疲れがひどいときや痛みがある場合,オンパー浴を行った後に,倦怠感(だるさ)を感じたり,痛みが増したように感じるときがあります。
大音量の超音波の刺激は,人間の身体で感じることができず,気づかないままに刺激をしすぎてしまった場合などに見受けられる現象で,これを好転反応と呼びます。
好転反応があらわれたら,オンパー浴を中止し,オンパー浴のサイクルを1日おきにし,オンパー浴の時間を短くするなど,徐々に大音量超音波の刺激に体を慣れさせるようにしてください。
また,どうしても改善されない場合は使用を中止し,医師の診察を受けて下さい。 |
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